秦アキラ
秦アキラ
株式会社NARERU 代表取締役

南信州・飯田市で生まれ育ち、地域の中小企業のAI活用・SNS運用・Web集客を支援。「地域の事業者を、テクノロジーでもっと自由に。」をミッションに、株式会社NARERUを経営しています。

「インスタを毎日投稿しているのに、保存もフォローも増えない…」

南信州・飯田市で店舗を営むあなたも、
同じ悩みを抱えていませんか?
巷には「フォロワーを増やす方法」といった情報があふれていますが、
実際の数字を公開したうえで語られているものは、ほとんどありません。

そこで私たち株式会社NARERUは、
自社で運営する地域サッカーチーム「レザルプ」の
Instagramアカウントの数字を、
そのまま公開することにしました。
何が効いて、何が効かなかったのか
都合の悪い数字も含めて、この記事に全部書きます。

「増える投稿」がわからないのは、計測していないから

インスタグラムでフォロワーが伸び悩む最大の理由は、
「何が効果的か」を感覚で判断し、
具体的な数字で検証していないからです。

そもそも、Instagramは地域の店舗にとって無視できない規模になっています。
総務省が公表した「令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(2025年6月27日公表)によれば、
Instagramの全年代の利用率は52.6%
いまや国民の半数が使うインフラです。

しかし「みんな使っているから投稿する」だけでは、数字は動きません。
「どんな投稿がお客様に響くのか?」
「どの形式が伸びるのか?」
こうした問いへの答えは、
あなたの店舗のインサイトデータの中にしかありません。
これを見ずに運用することは、
地図を持たずに旅をするようなものです。

Instagramの実測データを分析するイメージ

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【実測ログ公開】レザルプInstagramの数字

株式会社NARERUが運営する
地域サッカーチーム「レザルプ」のInstagramの実測値は、
以下のとおりです。
広告費は一切かけていません。

指標 実測値
累計ビュー 約10.5万
フォロワー 412
最も伸びた投稿(単体) 約2.9万再生(リール)
広告費 0円

効いたこと:リールと「人の物語」

数字を伸ばした要因を分解すると、はっきりしていたのは次の2点でした。

  • リール形式が突出して伸びた:
    累計ビュー約10.5万のうち、
    単体で約2.9万再生を記録した1本のリールが
    全体の約28%を占めています。
    フィード投稿を何本積んでも、この1本には届きませんでした。
  • 「チーム」ではなく「人」を映した投稿が伸びた:
    試合結果や告知よりも、
    選手一人ひとりの背景や、
    地域イベントに関わる姿を映した投稿のほうが
    反応が大きくなりました。

効かなかったこと:ビューはフォロワーに変わらなかった

ここが、この記事で一番お伝えしたい部分です。
10.5万ビューに対して、フォロワーは412人。
単純計算でビュー1,000回あたりのフォロー増は約4人にとどまりました。

つまり、「再生数を伸ばすこと」と「フォロワーを増やすこと」は別の仕事だったということです。
2.9万再生のリールは確かに当たりましたが、
その再生数がそのままフォロワーに変換されたわけではありません。

もう一つ効かなかったのが、「本数を積むこと」そのものでした。
累計ビューの約28%が1本に集中している以上、
投稿本数と累計ビューはきれいに比例していません。
毎日投稿を続けること自体が数字を作ったのではなく、
刺さる1本が作ったというのが実測の結論です。

この「リーチは伸びてもエンゲージメントは伸びにくい」という傾向は、
私たちだけの話ではありません。
ソーシャル分析企業Rival IQの「2025 Social Media Industry Benchmark Report」は
400万件を超える投稿を分析し、
Instagramのエンゲージメント率が全業界で低下していると報告しています
(同レポートでは、スポーツチーム関連アカウントは全業界の中央値を上回るカテゴリとして挙げられています)。
数字が伸びにくい市場全体の流れの中で、
自分のアカウントがどこで詰まっているかを特定できるかどうかが分かれ目になります。


株式会社NARERU代表の秦アキラは、
「地方の店舗は、全国規模の企業と同じ戦略では勝てません。
再生数を追うのか、来店につながるフォロワーを増やすのかで、
作るべき投稿はまったく変わります。
そこを分けずに『とりあえず毎日投稿』を続けているケースを、現場で本当によく見ます」と指摘します。

あなたの店舗でも実践できる、インスタ投稿の効果測定ステップ

レザルプの計測方法は、特別なツールを使っていません。
あなたの店舗でもそのまま再現できます。

  1. プロアカウントへの切り替え:
    設定から簡単に変更できます。
    これだけで「インサイト」機能が使えるようになります。
  2. 投稿ごとのインサイトを確認:
    各投稿の「インサイトを見る」をタップすると、
    リーチ数、エンゲージメント数(いいね、コメント、保存)、
    プロフィールへのアクセス数などが確認できます。
  3. 「リーチ系」と「フォロー系」を分けて記録する:
    ここが最も重要です。
    リーチ数・再生数は「届いた量」、
    プロフィールアクセス数・フォロー数は「刺さった量」。
    この2つを同じ欄に混ぜて記録すると、
    私たちが経験した「ビューは伸びたのにフォロワーが増えない」状態の原因が見えなくなります。
  4. 週次・月次で振り返り:
    どの投稿が伸びたのか、
    どんな内容や形式が反応が良いのかを記録し、
    次の投稿計画に活かしましょう。
    手書きのノートやスプレッドシートでも十分です。

なお、ハッシュタグの運用ルールは2025年12月に大きく変わりました。
Instagram責任者のAdam Mosseri氏は2025年12月19日、
1投稿あたりのハッシュタグを最大5個までに制限すると発表しています。
従来の「30個並べる」運用はもう使えません。
地域名+業種など、関連性の高いタグを絞って選ぶ前提で設計してください。

以下のチェックリストを使って、
あなたのインスタグラム運用を評価してみてください。

チェック項目 はい/いいえ 改善点/コメント
プロアカウントに設定している
各投稿のインサイトを月に一度は確認している
リーチ数とフォロー数を「別の指標」として記録している
保存数の多い投稿の共通点を分析している
プロフィールへのアクセス数を確認し、改善策を検討している
ハッシュタグを5個以内の運用に切り替えている
投稿内容が「地域のお客様の悩み」に寄り添っている

もし「いいえ」が多い場合は、
まずは計測から始めることを強くお勧めします。
具体的な数字を把握することで、
漠然とした不安は「次に何をすべきか」という
具体的な行動計画に変わります。

地域コミュニティとエンゲージメントのイメージ

南信州の店舗が「次の一歩」を踏み出すために

レザルプの数字が示しているのは、
広告費ゼロでも10.5万ビューは取れるという事実と、
それでもフォロワーは412人にしかならなかったという事実の両方です。

この両方を知ったうえで、
あなたの店舗が「再生数」と「来店につながるファン」の
どちらを取りにいくのかを決めることが、
南信州・飯田市や伊那市、駒ヶ根市といった
地域密着型ビジネスの最初の一歩になります。

自社の数字をどう読み解き、
次の行動にどう繋げれば良いか迷われたら、
SNS運用に関する無料個別相談をご活用ください。
あなたの店舗のインサイトを一緒に見ながら、
どこで詰まっているかを特定します。

よくある質問

地方の小さな店でもインスタでフォロワーは増えますか?

増えますが、再生数ほど速くは増えません。

  • 私たちのレザルプでは、広告費0円で累計約10.5万ビューに到達しました。
  • 一方でフォロワーは412人。ビュー1,000回あたり約4人の増加ペースです。
  • 「バズれば一気にフォロワーが増える」という前提で計画を立てると、必ず期待を下回ります。
  • 地域密着型の店舗は、お客様との距離の近さを活かした投稿のほうが、フォロー転換で有利に働きます。

ハッシュタグは何個付けるのが効果的ですか?

2025年12月以降、1投稿あたり最大5個までに制限されています。

  • Instagram責任者のAdam Mosseri氏が2025年12月19日に発表した仕様変更です。従来の30個は使えません。
  • 同氏は、汎用的なタグを大量に並べるより、少数の的確なタグのほうがパフォーマンスが高いと説明しています。
  • 枠が5個しかない以上、「#飯田市カフェ」「#南信州ランチ」のような地域名+業種のタグを優先して埋めてください。
  • なお、ハッシュタグは検索での分類に効きますが、リーチそのものを増やす機能ではない点も同氏は明言しています。

リール動画は必ず作った方が良いですか?

リーチを取りにいくなら、作るべきです。

  • レザルプでは、単体で約2.9万再生を記録した投稿がリールでした。
  • この1本が累計ビュー約10.5万の約28%を占めています。
  • ただし前述のとおり、再生数はそのままフォロワーには変換されません。
  • 「リールでリーチを作り、プロフィールとフィードでフォローに変える」という2段構えで設計してください。

毎日投稿しないと伸びませんか?

私たちの実測では、本数と累計ビューは比例しませんでした。

  • 累計ビューの約28%が、たった1本のリールに集中していました。
  • つまり数字を作ったのは投稿本数ではなく、刺さった1本です。
  • 更新が止まらない程度の頻度を保ちつつ、当たった投稿の型を分析して次に活かすほうが効率的です。
  • 最適な頻度は業種と体制によって変わるため、自店のインサイトで確かめてください。

フォロワーが増えても売上につながらないのはなぜですか?

フォロワー数と売上は、必ずしも比例しないからです。

  • フォロワーが「見込み客」になっているかが重要です。
  • ターゲット層に響く発信ができているか、プロフィールから店舗への誘導が適切かを見直しましょう。
  • 「来店」「購入」といった次の行動を促すための具体的な動線を設計することが大切です。
  • 再生数→フォロー→来店の各段階で、どこが一番落ちているかを数字で特定してください。

インスタは今から始めても遅くないですか?

遅くありません。利用者の母数はまだ拡大局面にあります。

  • 総務省「令和6年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(2025年6月27日公表)では、Instagramの全年代利用率は52.6%です。
  • 地域の店舗が競合するのは全国のアカウントではなく、同じ商圏のアカウントです。
  • 商圏内で計測しながら運用している店舗はまだ少数で、そこが差になります。

NARERUのSNS相談では具体的に何をしてもらえますか?

お客様の現状の数字をヒアリングし、具体的な改善策をご提案します。

  • インスタグラムのインサイト分析をサポートします。
  • リーチ系指標とフォロー系指標を分けて、どこで詰まっているかを特定します。
  • この記事で公開したレザルプの実測ログと同じ考え方で、貴店の数字を分解します。
  • 詳細はSNS運用・無料個別相談ページをご覧ください。

まとめ

レザルプのInstagramの実測ログは、次の3行に集約されます。

  • 広告費0円で、累計約10.5万ビューは取れた。
  • そのうち約28%は、たった1本のリールが稼いだ。
  • それでもフォロワーは412人。ビューはフォロワーに自動変換されなかった。

一般論ではなく、自分のアカウントの数字を見ること。
そして「届いた量」と「刺さった量」を分けて記録すること。
まずは今日、
あなたのインスタグラムの「インサイトを見る」から始めてみてください。