足首の捻挫を繰り返すランナーへ、対処法を届けて来店を促す。狙いは明確だった。だが951回にとどまった。「絞りすぎ」と「実践しにくさ」という、HOW-TOコンテンツの2つの落とし穴が見える一本だ。
BACKGROUND
“来店”を狙った、対処法コンテンツ
PRO-motion(プロモーションコンディショニング)は、整体・コンディショニングを軸に、ランナーやスポーツ愛好家の身体の悩みに応える専門院。SNSでは「症状を特定したサムネ」でターゲットを絞り、悩みを持つ人にピンポイントで届ける情報提供型のフィード運用を行ってきた。
足首を痛めやすいランナーに対処法を教え、来店につなげる狙いの回。症状を絞り、解決策を提示する実用型のコンテンツだ。
TARGET DESIGN
お悩みの方はお気軽にご相談ください
この1本は、誰に向けて作ったか
「足首の捻挫を繰り返す、そこのランナーへ」
「繰り返す捻挫」に悩む人へ対処法を届け、来店につなげる。狙いの設計は一貫している。だが、結果は伸び悩んだ。
DATA ANALYSIS
数字を読む
951回
再生数
平均的。突き抜けるテーマにはならなかった。
8件
保存数
対処法として一定の保存。
9件
いいね
反応は平均的。
0人
フォロー増
新規ゼロ。該当者の少なさが響いた。
FROM THE FIELD
現場の言葉から読み解く
運用担当・中村のふりかえり
「既存フォロワーに足首を痛めて、今も悩む人が少なかった。対処法が実践しにくかった可能性がある。」
中村のふりかえりは、HOW-TOコンテンツの2大落とし穴を突いている。①「既存フォロワーに足首で悩む人が少なかった」——ふくらはぎの回と同じく、絞った“先”に既存フォロワーが少なければ、どんなに良い対処法も届かない。膝・お尻のような「多くのランナーが抱える悩み」と違い、足首の捻挫は該当者が限られる。②「対処法が実践しにくかった」——HOW-TOは「すぐできる」かどうかが保存と行動を分ける。手順が多い・道具が要る・分かりにくいと、見ても実践されず、価値が伝わらない。実用情報は「今すぐ、一人で、簡単に」できる形に削るほど効く。
TAKEAWAY
この事例から学べること
この1本が教えてくれること
- 絞る“先”に既存フォロワーがいるかを必ず確認する
- HOW-TOは「今すぐ・一人で・簡単に」できる形に削る
- 該当者が限られる症状より、多くが抱える悩みを優先する