秦アキラ
秦アキラ
株式会社NARERU 代表取締役

南信州・飯田市で生まれ育ち、地域の中小企業のAI活用・SNS運用・Web集客を支援。「地域の事業者を、テクノロジーでもっと自由に。」をミッションに、株式会社NARERUを経営しています。

性ランナーに股関節の悩みが多い、その意外な理由。コンテンツとしては悪くない。なのに伸び切らなかった。その理由は“内容”ではなく“届け先”にあった。1,065回の一本を解剖する。

3行でわかる、この回のまとめ
🎯
狙い|「女性ランナーの股関節」という具体的な悩みで、新しいターゲット層に切り込んだフィード投稿。
📊
結果|再生1,065回・保存8件・いいね10件。反応はあったが、フォロー増は0人で広がりに欠けた。
🔍
課題と次の一手|既存フォロワーは男性中心で、女性向けの内容とズレた。狙う層を先にフォロワーへ集める設計が要る。
秦アキラ
AUTHOR
秦 アキラ / 代表取締役・株式会社NARERU

BACKGROUND

女性ランナーという、新しいターゲット

PRO-motion(プロモーションコンディショニング)は、整体・コンディショニングを軸に、ランナーやスポーツ愛好家の身体の悩みに応える専門院。SNSでは「症状を特定したサムネ」でターゲットを絞り、悩みを持つ人にピンポイントで届ける情報提供型のフィード運用を行ってきた。

この回は「女性ランナー」に絞り、股関節の悩みという具体的なニーズで切り込んだ。テーマの専門性も切り口の面白さも十分にあった。


TARGET DESIGN

お悩みの方はお気軽にご相談ください

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この1本は、誰に向けて作ったか

「女性ランナーに“股関節”の悩みが多い、意外な理由2選」

女性ランナー性別を特定
股関節症状を特定
理由2選数字で興味喚起

「意外な理由2選」は、数字で中身を予告する王道フック。女性ランナーという切り口も新鮮だ。内容の質は決して低くない。


DATA ANALYSIS

数字を読む

1,065回
再生数
数字自体は中位。だが“あるべき数字”には届かなかった。
8件
保存数
内容に価値を感じた人は保存している。
10件
いいね
反応は悪くないが、広がりに欠けた。
0人
フォロー増
新規ゼロ。届けたい層と、いる層がズレていた。

FROM THE FIELD

現場の言葉から読み解く

運用担当・中村のふりかえり
「女性ランナー向けのコンテンツではあるが、既存フォロワーは男性が多かったため、乖離を招いて伸びづらかった可能性がある。」

これは、SNS運用で最も見落とされがちな失敗だ。中村の「コンテンツは女性向け、でも既存フォロワーは男性が多い」——どんなに内容が良くても、“今いるフォロワー”の属性とズレたら届かない。SNSはまず既存フォロワーに配信され、その反応を見て外へ広げるかが決まる。最初の読者(男性ランナー)が「自分向けじゃない」とスルーすれば、そこで拡散は止まる。発信前に問うべきは「この内容は、今のフォロワーに響くか?」。新しい層を狙うなら、まずその層をフォロワーに増やす設計が先に要る。


WHY

なぜ、良い内容でも届かなかったのか

Instagramのフィードは、投稿された瞬間に世界中へ広がるわけではない。まず“今いるフォロワーの一部”に配信され、その人たちの反応——保存・いいね・滞在時間——が良ければ、アルゴリズムは「これは価値がある」と判断して、フォロー外のおすすめへと配信を広げていく。つまり最初に投稿を受け取る既存フォロワーが、その先の拡散の入口になっている。

この回は内容そのものは良かった。だが最初に届いた既存フォロワーは男性ランナー中心で、「女性ランナーの股関節」という切り口は“自分ごと”になりにくかった。入口で反応が鈍れば、アルゴリズムは外へ広げる判断をしない。保存8件・いいね10件という相応の反応がありながらフォロー増が0人で止まったのは、内容の質ではなく、届けたい層と今いる層のズレが拡散のブレーキになったからだ。新しい層を狙うなら、その層を先にフォロワーへ集める設計が、コンテンツより前に必要になる。


TAKEAWAY

この事例から学べること

この1本が教えてくれること
  • 内容の良し悪しより、「今のフォロワー属性と合うか」が先
  • 新しい層を狙うなら、その層を先にフォロワーに集める
  • 配信は既存フォロワーから始まる。最初の読者がズレると拡散は止まる