女性ランナーに股関節の悩みが多い、その意外な理由。コンテンツとしては悪くない。なのに伸び切らなかった。その理由は“内容”ではなく“届け先”にあった。1,065回の一本を解剖する。
BACKGROUND
女性ランナーという、新しいターゲット
PRO-motion(プロモーションコンディショニング)は、整体・コンディショニングを軸に、ランナーやスポーツ愛好家の身体の悩みに応える専門院。SNSでは「症状を特定したサムネ」でターゲットを絞り、悩みを持つ人にピンポイントで届ける情報提供型のフィード運用を行ってきた。
この回は「女性ランナー」に絞り、股関節の悩みという具体的なニーズで切り込んだ。テーマの専門性も切り口の面白さも十分にあった。
TARGET DESIGN
お悩みの方はお気軽にご相談ください
この1本は、誰に向けて作ったか
「女性ランナーに“股関節”の悩みが多い、意外な理由2選」
「意外な理由2選」は、数字で中身を予告する王道フック。女性ランナーという切り口も新鮮だ。内容の質は決して低くない。
DATA ANALYSIS
数字を読む
1,065回
再生数
数字自体は中位。だが“あるべき数字”には届かなかった。
8件
保存数
内容に価値を感じた人は保存している。
10件
いいね
反応は悪くないが、広がりに欠けた。
0人
フォロー増
新規ゼロ。届けたい層と、いる層がズレていた。
FROM THE FIELD
現場の言葉から読み解く
運用担当・中村のふりかえり
「女性ランナー向けのコンテンツではあるが、既存フォロワーは男性が多かったため、乖離を招いて伸びづらかった可能性がある。」
これは、SNS運用で最も見落とされがちな失敗だ。中村の「コンテンツは女性向け、でも既存フォロワーは男性が多い」——どんなに内容が良くても、“今いるフォロワー”の属性とズレたら届かない。SNSはまず既存フォロワーに配信され、その反応を見て外へ広げるかが決まる。最初の読者(男性ランナー)が「自分向けじゃない」とスルーすれば、そこで拡散は止まる。発信前に問うべきは「この内容は、今のフォロワーに響くか?」。新しい層を狙うなら、まずその層をフォロワーに増やす設計が先に要る。
TAKEAWAY
この事例から学べること
この1本が教えてくれること
- 内容の良し悪しより、「今のフォロワー属性と合うか」が先
- 新しい層を狙うなら、その層を先にフォロワーに集める
- 配信は既存フォロワーから始まる。最初の読者がズレると拡散は止まる